一度に様々な点に気をつけながら推敲するとなると、いろいろなことに気を配りながら進めなくてはなりませんから、作業としては複雑になります。人間の能力は幅広いところに目を届かせるには限界があるため、狙いを絞って修正項目を分散させた推敲をするほうが整理しやすく効率的です。
そこで、私が実践している心を集中させて実践できる推敲法をご紹介します。複雑な思考はする必要はなく、シンプルでわかりやすく進めることができます。この「一回目の推敲」の記事に続けて「二回目」、「三回目」……とこのあとにご紹介していく予定です。
時間効率が悪く能率が上がらない総合的な推敲
初めから、完璧に文章を仕上げようと細かく複雑に考えながら進めると、色々な問題点が浮かび上がり、かなり混乱してしまうのではないでしょうか。私は神経を張り巡らせて、初めから細かく推敲することには向いていませんでした。
いずれにしても複数回の推敲をするわけですから、最終的には一回ごとに修正するべき点を絞ることで混沌とした作業が避けられ、頭の中がクリアな状態で進めることにします。一概に言えることではないですが、的を絞った推敲はテンポよくできて、煩雑さを軽減できます。

私はこの方法の採用前、採用後で格段に効率性に差が出たことを実感できました。人間の集中力の限界を見定めた無理のない手法だと思います。
以下の説明では、引き続き作業内容がわかるように、修正履歴を残して表示しています。
一度目は文章の流れに気をつけて
初めに物語の展開に不自然がないか、文章構成に違和感がないかどうかをチェックする作業をしていきましょう。
1.全体の統一するための確認
物語の大枠をとらえた構成、流れを確認する作業になります。一度目の推敲は文章一つひとつの意味を考えるような深読みをする必要はありません。



2.章や段落を組み直したり、入れ替える作業

特に自分で段落・章単位でしっくりこなかったり、気に入らない部分があるときは、この段階で思い切って新しく書き直すことをお勧めします。後々、読んだときにモヤモヤが残るような後悔はしないようにしてください。
「倒叙型」には通常の展開とは異なる緊張感や快感度がアップし、トリックや犯行の手口に輝きをみせることができるなど、盛り上がりの演出ができる特徴があります。また、事件を追う刑事や探偵の有能性を目立たせる効果が得られます。
まとめ
推敲は様々な項目にかけて矛盾や誤字、表記の揺れを是正するものです。したがって、修正項目を絞って行う方法が混乱せずに整理できます。複雑な思考をせずに、段階的にシンプルでわかりやすく進めるられることが利点となっています。
初めから細かくすべての修正すべき点に神経を集中させて修正を入れるのは、複雑な思考に陥り混乱も生じます。かえって能率を下げてしまい、質の良い推敲結果は得られなくなるでしょう。
このあとも、繰り返して推敲をしていくことになりますので、一回一回で修正ポイントを絞りましょう。
一回目は、物語の構成や章と章の関係性、一貫した文言の統一性などについてざっくりと見ていきます。読んでいるうちに文章の流れに矛盾を感じたり、内容にそぐわない段落や章は思い切って書き直します。また、一部の段落を前後に置き換えたり、章と章の前後を入れ替えて、先に物語の構成を固めてしまいましょう。
上記のようにマクロな修正を先にするほうが全体の構成が安定しますので、より細部の推敲がしやすくなります。全体の構成をまず固める作業をしてください。
この段階では深読みをして細かなチェックをする場ではありません。全体を俯瞰する意識で取り組んでみてください。

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